キッチンでやってはいけないNG行為7選!ケガや大事故につながる可能性も…

キッチンは料理を作るための重要なスペース

キッチンは、主婦にとってなくてはならない特別な場所です。料理に必要な道具や材料が全てキッチンに集中しているため、日々の大半をここで過ごす人も少なくありません。

近年ではキッチンをただの料理する場所としてではなく、自分のプライベートな空間と捉える人も増えています。このようなニーズの増加に応じて、キッチン用の収納アイテムや雑貨も豊富に市場に出回っています。

多くの危険が潜むキッチンの調理器具

キッチンは、主婦にとって特別な場所でありながら、取り扱いに注意が必要な調理器具も多く存在します。そのため、家の中で最も危険が潜んでいる場所と言っても過言ではありません。

調理器具や家電、シンクやコンロなどのキッチン設備を誤って使用すると、予期せぬ事故につながる可能性があります。毎日使用するキッチンでの「やってはいけないこと」を再確認し、安全に注意しましょう。

キッチンでやってはいけないNG行為7つ

キッチンには多くの危険が潜んでいます。使用方法や取り扱いを誤ると、火災や爆発などの重大事故を引き起こす恐れがあります。実際に死亡事故の報告もあるため、一瞬の手違いで大惨事につながることもあります。

ここでは、キッチンで絶対に避けるべきNG行為をまとめました。キッチンで一番危ない行為をしっかりとチェックしましょう。

1. シンクに熱湯を流す

カップラーメンや料理で使用した70℃以上のお湯を、シンクに流していませんか?特に、カップ麺やレトルト商品の湯煎に使った熱湯をそのままシンクに捨てる人が後を絶ちません。

この行為は、シンク下に繋がる排水管を破裂させる恐れがあり、非常に危険です。排水管の耐熱温度は一般的に70℃までです。したがって、70℃以上の熱湯をシンクに流すと、水道管がひび割れや破裂を起こす可能性があります。

熱湯は少し時間を置いて冷ましてからシンクに流すよう心掛けましょう。少量のお湯は冷水と混ぜて冷ましてから流す方法も有効です。シンクに熱湯を流すと恐ろしいことが起こるので、絶対やめてください。

2. 圧力鍋に膨張する食材を入れて加熱調理する

圧力鍋は時短料理や本格料理に欠かせない調理器具として人気ですが、注意事項が非常に多いアイテムです。使い方を間違えると死亡事故に繋がることもあります。

特に膨らんだり粘り気のある食材(豆やカレーなど)は、圧力鍋で調理するのは避けましょう。これらの食材が蒸気口に詰まり、圧力がかかりすぎて爆発する恐れがあります。圧力鍋を使用する際は、取扱説明書を再度確認し、安全に配慮して調理しましょう。

3. 電子レンジで卵を加熱する

電子レンジで卵を加熱することは非常に危険です。なぜ電子レンジで卵を加熱してはいけないのか、その理由は卵が爆発するからです。

電子レンジで加熱すべきではない卵の種類には、生卵、半熟卵、ゆで卵があります。これらを電子レンジで加熱すると、卵は熱に耐えられず破裂し、その結果、電子レンジ内にこびりついて取れなくなることが多いです。

さらに、こびりついた卵を放置して他の食品を加熱すると、火災が起こる可能性があり、非常に危険です。そのため、卵は電子レンジで加熱するべきではありません。万が一、加熱してしまい爆発した場合は、厚手の手袋を着用し、火傷に十分注意しながら迅速に清掃しましょう。

4. 金属製の食器やアルミホイルを電子レンジで加熱

前述の通り、電子レンジで卵を加熱することは危険ですが、それだけではありません。電子レンジで加熱してはならないアイテムには、金属製の食器やアルミホイルも含まれます。

これらのアイテムを電子レンジで加熱すると、金属が放電し、火花が散ることがあります。これが原因で火事につながる最悪の事態も発生する可能性があります。

少しの加熱でも、電子レンジ内で火花が散る様子を目の当たりにし、驚くほどです。絶対に金属製の食器やアルミホイルは電子レンジで加熱しないでください。

5. 揚げ物調理中にキッチンから離れる

家庭で揚げ物を調理する際は、キッチンから離れてはなりません。火災のリスクが伴います。揚げ物を始めたばかりのときは、火事の危険性を意識して注意深く行動する人が多いですが、慣れてくると「少しくらいなら」と思って目を離す人が増えます。

実際に、天ぷらや唐揚げなどの揚げ物が原因で年間200件の火災が発生しています。この数字は減少傾向にあるものの、依然として無視できない問題です。もし気の緩みを感じたら、再び緊張感を持って揚げ物調理に取り組むよう心がけましょう。

6. 電気ケトルでレトルト食品を湯煎する

電気ケトルは水を沸かす用途に限定されています。電気ケトルは便利ですが、水と一緒にレトルト食品を入れて湯煎すると、内容物が噴きこぼれ火傷の原因となることがあります。

さらに、誤った使い方はケトルの機能不全や故障を引き起こす可能性もあります。レトルト食品を湯煎する際は、正しい方法を守り、電気ケトルの使用は避けましょう。

7. コンロの火がついたままスプレーを噴射する

キッチンでガスコンロを使用しているときにスプレー缶を使用するのは非常に危険です。実際にコンロの火がついている状態で殺虫剤を噴射し、ガス火が大きく燃え上がる事故が報告されています。

スプレー缶には「火の近くで使用しない」との警告が必ず記載されています。これは火災を防ぐための重要な指示です。キッチンでスプレー缶を使用する場合は、必ずコンロの火を消してから行い、安全を最優先にしてください。

キッチンは危険がたくさん!常に注意を払いましょう

この記事で紹介したNG行為は、怪我や火災、その他のトラブルを招く可能性がある非常に危険なものです。キッチンは日常的に使用する場所ですが、多くの危険も潜んでいます。

紹介した行為は絶対に避け、安全を心掛けましょう。また、これら以外にも注意が必要な行為があります。定期的に家電製品や調理器具の取扱説明書を確認し、正しい使用方法を徹底してください。

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