指名手配犯6人への資金援助は違法

特区政府保安局の●炳強・局長は6月12日、英国に逃亡し、国家の安全を脅かす罪を犯した容疑で裁判所から逮捕状が出された男性6人を官報に掲載するために「維護国家安全条例」によって与えられた権限を行使した。13日付香港各紙によると、羅冠聡氏、蒙兆達氏、劉祖迪氏、鄭文傑氏、霍嘉誌氏、蔡明達氏らに対し「資金等の提供または資金処理の禁止」「不動産に関連した活動の禁止」「特区パスポート取り消し」など6項目の措置を施行した。●局長は、いかなるプラットフォームを通じても6人に資金を提供したり、資金を処理したりすることは違法であると市民に勧告した。

これに対し国務院外交部の林剣・報道官は12日に北京での記者会見で、羅冠聡氏らによる香港での長期にわたる反中的・破壊的活動は国家安全保障を深刻に脅かし、一国二制度の一線を越え香港の基本的利益を著しく損なうものであると批判した。同氏は「維護国家安全条例」に基づいて香港警察が彼らに対して講じた措置は、香港の法の支配を守り、国家の安全を守るために正当かつ必要な措置であり、合理的かつ合法的であると指摘した。 【●=登におおざと】

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