高級ホテルのレストランで食中毒

政府衛生署衛生防護中心(CHP)は6月12日、湾仔にあるグランドハイアット内の3つのレストランを利用した客に食中毒の疑いがあると発表、市民に食物と衛生環境への注意を喚起した。同日付政府公報によると、食中毒は3件(計6人)で、最初の4人(3~5歳の男児)は6月1日に「グランドカフェ」でディナーを食べ、約1日半後に腹痛や吐き気、下嘔吐、発熱などの症状が出た。次の1人(6歳の男児)は6月2日にイタリアンレストラン「グリッシーニ」でランチを食べ、約1日後に同様の症状が出た。もう1人(6歳の女児)は6月2日に広東料理店「港湾壹號(ワンハーバーロード)」でディナーを食べ、約17時間後に同様の症状が出たという。6人全員が医療機関を受診し、うち4人は入院が必要となったが治療を受けてすでに退院しており、全員容体は安定しているとのことだ。患者5人の糞便を検査した結果、サルモネラ菌が検出された。CHPは6月1日と2日に同ホテルの3つのレストランを利用した後に急性胃腸炎の症状が出た人は医療機関を受診するとともにCHPのホットライン(2125ー2371)へ連絡するよう呼び掛けている。

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