「あのエラーの後では仕方がない?」ドジャース入りしたケイバン・ビジオを見つめる殿堂入り名選手の父の「冷たい表情」が話題

ブルージェイズを戦力外となった後、トレードでドジャースに移籍したケイバン・ビジオがさっそく12日(現地)のレンジャーズ戦に「9番・三塁」で先発出場した。

新天地でいいところを見せたいと張り切っていたはずのビジオ。通算3065安打を放った殿堂入りの名選手でもある父のクレイグ、そして母のパティが観客席で見守る中、5回裏の第2打席でレンジャーズ2番手のジェイコブ・ラッツが投じた外角スライダーをきれいにレフトへはじき返すシングルヒットを放った。

次の瞬間、テレビカメラが客席のビジオ夫妻を映し出すと、母のパティが拍手を送る中、隣に座っていたクレイグは無表情のまま。嬉しそうな素振り一つ見せなかった。
実は5回表の守備でビジオは手痛いミスを犯していた。1死一塁の場面でマーカス・セミエンが放った三塁ゴロをはじき、一、二塁のピンチを招いてしまったのだ。しかも、次のコリー・シーガーが逆転3ランを放ったため、自らのエラーが失点に直結してしまった。
SNSでは「エラーのせいで負けたんだから当然だ」「あのエラーの後では仕方がない」という声の他にも、「まさに殿堂入り選手が打率.200の息子を見る表情だな」と辛辣な意見が続出。ビジオにとっては幸先の良いスタートとはならなかったが、シーズンはまだ長い。今後のリベンジに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社