イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、解任報道があったエリック・テンハグ監督を続投させる見通しとなった。
就任2年目の今季は、イングランド協会(FA)カップを制して2シーズン連続でタイトルを獲得した一方でリーグ戦はチームワーストの8位と低迷した。
それだけに英メディアでは、今季限りで前ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンの指揮から退任したトーマス・トゥヘル氏、イングランド代表のガレス・サウスゲート監督、前チェルシー監督のマウリシオ・ポチェッティーノ氏らが後任候補として挙げられていた。
続投はタイトル獲得が後押しとなった側面があるが、後任候補にとって魅力的な条件ではなかった可能性もありそうだ。英紙「タイムズ」によると、マンチェスターU側は数人の候補者と話し合いを持ったが、少なくとも2人は条件面に不満を持ったという。年俸の安さに加え、今夏の補強資金が3500万ポンド(約70億円)ほどだったからだとした。
テンハグ監督は年俸18億円前後と言われ、高給取りの部類だが、それよりかなり低い提示だったようだ。