「どの試合よりも大事」J1アビスパ福岡・長谷部監督が臨む4年目の〝九州ダービー〟サガン鳥栖戦 天皇杯8得点の勢いぶつける

鳥栖戦に向けた練習前、選手たちに訓示する長谷部監督

J1アビスパ福岡は13日、ホームのサガン鳥栖を迎える九州ダービー(午後3時30分キックオフ)に向けた練習を公開した。就任5年目で鳥栖とのダービーはJ1に昇格した2021年から4年目になる長谷部監督は「いよいよだなという気持ちです。まだ、そこまで高まってはいませんが、どの試合よりも大事で、しかもそれがホーム。とても大事な試合という認識です」と必勝を期した。

長谷部監督指揮下の鳥栖戦は2勝4分け。長谷部監督は「スタジアムのファン・サポーターの応援に力が入っています。報道(の多さ)も、もちろんですけど、やっぱりスタジアムの雰囲気。それに尽きる。特別な試合というのは年々増しています。(今年が)4年間で多分一番かな」と静かに意欲を燃やした。

現在10位の福岡はリーグ戦では2試合連続2得点で2連勝中。12日の天皇杯初戦は中国リーグの福山シティFCに8―0の大勝。「キックやヘディング(のシュート)そのものも良かったと思いますけど、その前の段階(の連係)も良かった。練習が生きた。偶然ではなくて、練習しているようなことが出ている」。勢いをそのまま九州ダービーにぶつける。
(向吉三郎)

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