「ソフトバンクのようにいつの日か…」J1アビスパ福岡・長谷部茂利監督 天皇杯初戦を前に誓う日本一「一歩は踏んだので」

J1福岡・長谷部監督

J1アビスパ福岡は12日、福岡市のベスト電器スタジアムで天皇杯初戦となる2回戦を福山シティFCと戦う。午後7時キックオフ。福岡は昨季、ルヴァン・カップでクラブ初タイトルを獲得。だが、今季の同カップは5月の3回戦で柏に敗れた。長谷部茂利監督は「ソフトバンクのようにいつの日か、日本一を取れるように。その一歩は(ルヴァン・カップで)踏んだので、2歩目が天皇杯、水曜日(12日)からの大会になります」と福岡移転後、日本シリーズを9度制したプロ野球・ソフトバンクを引き合いに出した。

福山シティFCはボール保持を志向するクラブで中国リーグで現在6戦6勝、6試合計26点を挙げる攻撃力がある。一方、福岡は今季のJ1で41・4%とボール支配率が最も低い。

長谷部監督は「基本的には自分たちのスタイルを全面に出したい。これが今まで私がつくってきたチームなので」と戦い方の一端を明かした。「内容も大事ですけど、PKで勝ったら、それはそれで勝ちましたということになるので」と勝ちにこだわる姿勢で勝ち上がる。(向吉三郎)

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