山本由伸投手を現地で応援するツアー「一部の子どもたちだけを対象とするのは不公平では」備前市議会で質問【岡山】

岡山県の備前市が市内に住む子どもたちを対象にしたドジャースの山本由伸投手を現地で応援するツアーについてです。

きょう(13日)開かれた備前市議会で、市議から「一部の子どもたちだけを対象とするのは不公平では」といった意見が出されました。

(𠮷村武司備前市長)
「13日9時現在の応募者は226名であります」

備前市出身でメジャーリーグのドジャースに所属する山本由伸投手を現地で応援しようと、備前市は今年(2024年)8月に、市内の子どもたちを対象にロサンゼルス野球応援ツアーを企画、費用は備前市が全額負担するとして、予算額 約1億3000万円を計上しています。市ではあす(14日)まで希望者の募集を行っていますが、すでに定員を上回る応募があります。

きょう(14日)開かれた備前市議会では、市議が質問で「一部の子どもたちだけが対象となるのは不公平なのでは」と吉村市長に問いました。

(藪内靖議員)
「1億3000万円を講じて対象者1200人が200対1000の新たな不公平を生むのではないか」

(吉村武司市長)
「備前市の将来を担う子どもたちのためには有意義な事業と考えています。よってツアーにかかる費用につきましては寄付金等の財源を経費に充てるものであり、妥当なものであると考えています」

野球応援ツアーの受け付けは、あす(14日)の午前10時まで市のホームページなどで受け付けられていて、市では、あす中に抽選で200名を決めるとしています。

備前市では、現在、「【子どもたちに夢と希望を】ロサンゼルスメジャーリーグ観戦ツアープロジェクト」として、個人のふるさと納税、企業版ふるさと納税、クラウドファンディングでの寄付を呼び掛けています。

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