津田健次郎「“悔しさ”は時間とエネルギーを費やした人にしか獲得できない」中学最後の大会に出られず落ち込むリスナーにエール

声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。今回の放送では、中学3年生のリスナーから届いた「部活」にまつわるメッセージを紹介し、エールを送りました。

パーソナリティの津田健次郎

◆今後の人生において本当の宝物になっていく

<リスナーからのメッセージ>
「部活でレギュラー落ちをして、3年最後の大会に出られなくなってしまいました。すごく悲しくて、悔しくて、たくさん泣きました。津田さんは悔しい気持ちになったとき、メンタルをどのように保っていますか?」

津田:まず“悔しくてたくさん泣く”この思いができること自体がとても美しい! これをまずは誇りに思いましょう。“悔しい”ということは、それだけ努力を積み重ね、エネルギーをかけた思いがものすごくあふれてこないと出ない感情ですよね。

それ自体がすごく素晴らしいことですし、本気で何かに打ち込んだ、もしくは、そこに時間とエネルギーを費やした人にしか獲得できないものだったりするので、そんな気持ちになれただけでも、めちゃくちゃいいじゃないかと僕は思います。そして、そこから得たものが、今後の人生において本当の宝物になっていくのではないかと思います。

もちろん、良い結果が出せればいいと思いますけど、たぶん今後もそうじゃないことのほうが多いんですよね。(人生は)悔しい、悲しい、しんどい、どうでもいい……など、ネガティブに感じる時間のほうが実は多くて。

毎日“めちゃくちゃ楽しい!”っていうことはまずないじゃないですか。じゃあ楽しかった時間って1日に何分あるんだろうか? また、それを1年で考えたときに“めちゃくちゃ楽しかった時間って何日ありましたか?”と。

それ以外の時間って、しんどかったり、悲しかったり、苦しかったり……それでも、何かにひたすら打ち込んで、結果的にものすごく大きな喜びを得られたときは、それを全部かき消すぐらいのパワーがあると思うんですよね。

何もないさらっとした人生よりも、デコボコでもいいので濃密な人生を……悔しいことも含めてね。最終的に時間が経ったり、それを乗り越えられたときに何かの喜びにつながっていくと思うので、その悔しさを忘れず胸に刻んで生きていけると、人生が濃くなって面白いんじゃないかなと思いますよ!

ただ、その瞬間を乗り越えるためには……まず寝よう(笑)。また明日は違う日がありますので。頑張れ!

<番組概要>
番組名:津田健次郎 SPEA/KING
放送日時:毎週日曜 12:00~12:30
パーソナリティ:津田健次郎
番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF

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