栄区 子ども支援農園 20周年記念の収穫体験 横浜市港南区・横浜市栄区

玉ねぎの収穫を楽しむ親子

子どもたちの食育の場として長年親しまれてきた栄区桂台北の子ども支援農園(高田良活代表)で6月1日、同団体の発足20周年を記念した式典を開催した。その後は玉ねぎとじゃがいもの収穫体験、野菜の販売を実施。当日は子ども連れを中心に近隣住民らが参加し、収穫を楽しんだ。

住宅街の一角にある70坪の畑で行われた式典には地元議員や近隣自治会会長らが出席した。収穫体験には約150人が参加。畑に参加者が入りきらないため、2班に分かれて収穫が行われるほどの盛況ぶりを見せた。参加した栄区在住の女性は「玉ねぎが思ったより軽く抜けて楽しかった」と笑顔で話す。

同園は本郷中央地区の民生委員・児童委員らが中心となり、ボランティアとしてスタート。当初は桂台西地区に「子ども支援菜園」を開設。14年頃に桂台北に場所を移動。春には玉ねぎとじゃがいも、秋にはさつまいもが収穫される。20周年を迎えて高田代表は「皆さんの支援のおかげで続けてこられた。食育を進め、子どもの思い出になるような場所を作っていきたい」と語った。

© 株式会社タウンニュース社