大阪で無双した人気芸人、賞レース優勝も1年後に仕事激減「実力不足で通用しないですよ」

中山功太【写真:ENCOUNT編集部】

頑張りすぎで頚椎症に

MBS『あれみた?』(月曜~水曜午後11時56分)の公式YouTubeチャンネルが13日までに更新された。『R-1ぐらんぷり2009』王者の中山功太の「今」に密着。中山が自身の芸人生活を振り返った。

2002年にピンデビュー。そこから2年でR-1の決勝に進出した。テレビ露出が増えるも「ずっと舞台でやってきたから何していいか分からない。邪魔になってるなって。しんどかったですね」と振り返る。朝番組でボケまくったところ「あの知らん奴がおもろない」とたくさんの苦情があったと語った。

その後、2009年にR-1を優勝。当時は単純に努力したといい、360日床で寝ていたと明かした。これが頚椎症になったきっかけでもあった。

「家帰らなかったんですよ。吉本の本社にお願いして、会議室を借りて毎日ネタを書いて、そこから情報番組に行って……」

優勝後は右肩上がりになるかと思いきや中山自身は真逆だった。大阪での仕事で忙しく、優勝の1年後に上京したことが結果としてあだとなった。

「大阪で休みがなかった。優勝したけど全国区のテレビ番組出演は8本で。出る番組、実力不足で通用しないですよ……。全国区の番組ってなったらその最高峰が集まるわけやん。『すべらない話』とか出たときに声も小さくなってんねん。ひよってもうて」

その後も仕事が増えず、立ち飲み屋に並んでいた。「とにかく何もなかった一日を夕方から消し去りたいねん。がーって飲んで寝てをしたくなってたね」と悲しそうな目をしていた。ENCOUNT編集部

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