【U―23】滑り込みパリ行き狙う佐野航大 短時間での結果求める「そういう意味ではまだまだ」

米国遠征から帰国した佐野航大

パリ五輪世代のU―23日本代表イレブンが13日、米国遠征を終えて成田空港着の航空機で帰国した。

7月3日のパリ五輪メンバー発表前、最後の同代表活動で初招集となったMF佐野航大(NEC)は「戦術だったり、チームとしてやるべきことだったりは理解できたし、それを何回か実行できたので、このチームとしてやるべきことは、この短い期間でしっかりできるようになったかなと思う」と振り返った。

2―0で快勝した11日(日本時間12日)に行われた国際親善試合U―23米国代表戦(カンザスシティー)では、後半36分から出場し、中盤でプレー。FKのキッカーを務める場面もあった。佐野は「最後の試合は10分くらいしか出られなかったので、時間は短いけど、その中で結果を出すのがプロの世界。そういう意味ではまだまだ」と反省も忘れなかった。

佐野は昨夏にJ2岡山から、オランダ1部NECナイメヘンに移籍。シーズン後半から出場機会をつかみ、リーグ戦24試合で4得点をマークした。その活躍が今回の初招集につながったが、真の答えは五輪メンバー発表の日に出る。佐野は「まだ日本にいると思うのでテレビで見るんじゃないですかね」と語った。

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