去就注目のナチョ、アル・イテハド移籍が決定的に! 年俸約34億円の2年契約締結へ

レアル・マドリードに所属するスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスのアル・イテハド移籍が決定的となったようだ。13日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

現在34歳のナチョは、11歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、2010-2011シーズンのラ・リーガ第33節バレンシア戦でトップチームデビューを飾った。複数のポジションをこなすユーティリティな能力と高い安定感を武器に、クラブで貴重なバックアッパーとしての地位を確立し、これまでラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む数多くのタイトル獲得に貢献。“白い巨人”で出場した公式戦は364試合に上り、16ゴール7アシストをマークしている。

今シーズンはクラブに負傷者が相次いだこともあり、キャリアハイとなる公式戦45試合に出場したナチョ。昨夏には退団が噂されながら最終的にクラブとの契約を1年間延長した同選手は、今夏に再び契約が満了を迎えることから、その去就に大きな注目が集まっている。

一部のメディアから、メジャーリーグ・サッカー(MLS)への挑戦を希望していると報じられていたナチョだったが、新天地はサウジ・プロフェッショナルリーグとなる模様。同紙は、「レアル・マドリードを離れることが事実上決定した」と主張しつつ、アル・イテハドが提示した年俸約2000万ユーロ(約34億円)の2年契約というオファーに対し、最終的なサインを残すのみとなっていると指摘した。

また、現在ナチョがレアル・マドリードから受け取る年俸が約550万ユーロ(約9億円)であることから、今回のオファーが「はるかに高額」と説明。さらに、サウジアラビアで適用される特別な課税条件の違いもあるため、同選手は莫大な報酬を手に入れることになりそうだ。なお、アル・イテハドにはかつてのチームメイトである元フランス代表FWカリム・ベンゼマが所属しており、移籍が実現すれば再び両者は同僚となる。

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