会心イーグルに興奮 同期に続け…清水大成は初出場で予選通過なるか

清水大成は日没間際にホールアウトした(撮影/村上航)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 初日(13日)◇パインハーストリゾート&CC パインハースト No.2(ノースカロライナ州)◇7548ヤード(パー70)

打ち上げの220yd、5Iでの2打目がピン横4mについた。前半5番(パー5)、会心のイーグルへの歓声がメジャーでならもっと喜べる。「本当にうれしかったですね。イイ感じの盛り上がりで」。大会初出場の清水大成が、6人の日本勢で最高の1オーバー34位タイで第1ラウンドを終えた。

メジャー初挑戦(撮影/村上航)

日本での最終予選会を通過してきた25歳に用意されたのは、遅い時間のティオフ。アウトスタートの最終組から1つ前、午後2時31分の出だしでいきなり3パットボギーを叩いた。

「アンダーパーで回れたらいいなって、まずは思っていた。難しいんじゃないか、と不安は結構あったんですけど」という思惑にいきなり水を差されても、「あまり悪いと思わずに」次のホールに向かったという。3番で6mを沈めてバーディを取り返し、5番のイーグルに繋げた。興奮に身体が反応。「次のホール(6番パー3)はグリーンセンターを狙うつもりが、身体はピンの方を狙っていた」という反省点もすぐに見つかった。

米国でも飛距離で困ることはなさそう(撮影/村上航)

後半インは3ボギー。開始10番(パー5)で2打目をグリーン手前まで運びながら、ショートゲームにミスが出てボギーを叩いた。3mのパットをなんとかねじ込むヒヤヒヤぶり。「ダボだけは打ちたくなかった」とその後もミスは最小限に抑え、1イーグル2バーディ、5ボギー「71」のスコアカードを作った。

最終18番ホール(撮影/村上航)

文句なしの予選通過圏内での滑り出し。ロサンゼルスCCで行われた昨年大会では日大時代の同期、桂川有人が初出場で決勝ラウンドに進んだ。「ちょっと縦距離が合わないホール、風の読みや、(グリーンサイドに)外していいところなんかのマネジメント、番手選びでもう一回、作戦を練りたい」。丁寧に第一目標達成を目指す。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)

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