テニス=アルカラスが全仏OP初優勝、四大大会の全サーフェス制覇

[パリ 9日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープン(OP)は9日、パリのローランギャロスで男子シングルス決勝を行い、カルロス・アルカラス(スペイン)が初優勝を果たした。

第3シードのアルカラスは第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦。第1セットを6─3で取ると、第2セットは2─6、第3セットは5─7で落として逆転されたが、第4セットを6─1で奪うと、最終セットを6─2で制した。

2022年の全米OP、23年のウィンブルドン選手権を制している21歳のアルカラスは、四大大会でこれまで3回決勝に進み、全て優勝。これで芝コート、ハードコート、クレーコートと全3つのサーフェスで四大大会のタイトルを手にした最年少選手となった。

アルカラスは優勝スピーチで「子どものころから、この大会を見るために学校から走って戻ってテレビをつけていた。そして今、皆さんの前でトロフィーを掲げている」と喜びを表現した。

試合はフルセットの熱戦となったが、「第5セットをプレーする時は全身全霊をかけて戦わないといけない。そうした時にトッププレーヤーが最高のテニスを披露する。私は世界最高の選手の1人になりたかったので、そのような場面でさらに力を出して、まるでゲーム開始直後のように元気なところを相手に見せないといけない」と話した。

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