五島で初合宿 高校生と合同練習も キヤノンアスリートクラブ九州

歓迎の横断幕を手に記念撮影する選手たち=五島市

 大分県を拠点に活動する大分キヤノン女子陸上部「キヤノンアスリートクラブ九州」の選手とコーチら12人が、五島市で初めて合宿を実施した。市のスポーツ合宿誘致の一環。選手たちは五島の自然を満喫しながら市内を走り込んだ。
 同クラブは昨年の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)の予選会で11位に入り、本大会に2年ぶり7回目の出場を果たした。陸上女子マラソンの元日本代表で県立五島高の藤永佳子教諭の教え子2人が在籍している縁があり、五島市を合宿先として選んだ。
 合宿は5月21日から6月1日の12日間。市中央公園陸上競技場を拠点に市内のロードコースを走り込んだ。5月25日は五島高陸上部の生徒と合同練習を実施。クラブメンバーで県立諫早高卒業生の水谷陽菜選手が伴走し、県高総体を控えていた部員たちの調整に一役買った。
 クラブの後藤透監督は「五島の人たちの応援は温かい。美しい自然があり、食事もおいしく、良い練習ができた」と話した。

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