久保建英の獲得へ全力! トッテナムが約85億円で入札開始と現地報道「ポステコグルーが切望」「ビラとの争奪戦も」

英メディア『TEAMTALK』が、久保建英の去就に関して報じている。

23歳の日本代表MFはレアル・ソシエダ加入2年目の今季、開幕から自身が出場した7試合で5ゴールをマーク。ロケットスタートを切ったが、以降はなかなか数字を伸ばせず。結局、冬に開催されたアジアカップ以降は、古巣マジョルカ戦での1ゴールしか奪えず、最終的な成績は1年目の9ゴールを下回る、7ゴールに留まった。

さらに終盤は先発を外れるケースが増えただけに、今夏の動きが注視されるなか、『TEAMTALK』は「トッテナム、日本代表のエース獲得に5000万ユーロ(約85億円)の入札を開始」と題した記事を報道。元横浜F・マリノス指揮官アンジェ・ポステコグルーが指揮を執り、韓国代表のソン・フンミンが主将を担う名門の強い関心を伝えている。

「クボはラ・リーガ屈指のドリブラーとして高い評価を得ている。この左利きのアタッカーは、電光石火のスピードで相手を翻弄してからシュートを放ったり、味方のプレーを助けるのが得意だ。トッテナムの補強責任者は非常に感銘を受け、リバプールやアーセナルとの噂もある日本代表選手をイングランドに呼び寄せたいと考えているようだ。

スペインの報道によると、クボの入札を5000万ユーロで開始したという。その価格で移籍すれば、ソシエダは大きな利益を得るが、スパーズは合意形成のためにその提案を引き上げなければならないかもしれない。というのも、クボの契約は2029年6月までで、6000万ユーロ(約102億円)の放出条項が含まれているからだ。

最初に提示した入札が拒否された場合、ポステコグルーはクボを今夏の『切望するターゲット』としているため、放出条項に見合った改善案を提示するようクラブ首脳に働きかけるだろう」

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同メディアはそのうえで、久保加入で起こるトッテナム内での変化を説明。ライバルの立ち位置を補足している。

「クボがトッテナム・ホットスパー・スタジアムに到着すれば、現在の右ウインガー、ブレナン・ジョンソンにとっては厄介だ。スパーズは昨夏、ノッティンガム・フォレストに4750万ポンド(約95億円)を支払ってジョンソンを獲得したが、不安定なフォームとゴール前での落ち着きのなさから批判を浴びている。

ポステコグルーはすでに後釜を探しているようで、クボの加入によってジョンソンは来季、限られた出場時間しか得られないかもしれない。デヤン・クルセフスキもスパーズに所属する右ウインガーだが、このスウェーデン人は10番の役割もこなすため、彼のプレー時間はジョンソンほど酷くはならないはずだ」

日本の至宝は、世界最高峰と称されるプレミアリーグへ活躍の場を移すのか。『TEAMTALK』いわく、「アストン・ビラもクボに興味を持っており、争奪戦に発展する可能性がある」ようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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