犯行はわずか1分半…ガラス割られ景品盗まれる 群馬・安中市営の「恵みの湯」

 群馬県安中市の市営日帰り温泉施設「恵みの湯」(同市磯部)に何者かが侵入し、施設内のゲーム機の景品が盗まれていたことが13日、分かった。他に現金などの被害はなかった。侵入経路とみられる施設正面入り口付近のガラス2枚が割られていた。施設の管理者が安中署に被害届を提出、同署が窃盗事件として調べている。事件を受け、施設は同日、臨時休館した。14日は通常営業する。

 市などによると、施設正面玄関の外側と内側の自動扉横のガラス(縦2.1メートル、横1.8メートル)2枚と、1階のゲーム機コーナーの景品が入ったショーケースのガラスが割られ、複数の景品(12万円相当)が盗まれていた。正面玄関のガラス2枚の被害額は確認中。

 13日午前1時20分ごろ、施設の警報システムが作動し、数分後に警備員が駆けつけた際には犯人の姿はなかったという。防犯カメラの映像には黒っぽいもので顔を覆った3人が映っており、犯行時間はわずか1分半ほどだった。

 施設関係者は「こんなことは初めて。とても大胆な犯行。おそらくあらかじめ下見をし、盗むものを狙っていた可能性が非常に高い」と話した。

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