青森市スポーツ会館、愛称は「オカでんアリーナ」 GSなど経営・オカモト(北海道)が命名

青森市スポーツ会館の新愛称「オカでんアリーナ」を発表した黒川専務執行役員(中)と、訪問を受けた西市長(左)=13日午後、同市役所

 青森市スポーツ会館のネーミングライツ(命名権)スポンサーが北海道帯広市の「オカモト」に決まり、13日、新たな施設愛称が「オカでんアリーナ」になることが発表された。契約の期間は7月から3年間で、金額は600万円(年額200万円)。同社関係者が同日、青森市役所に西秀記市長を訪問した。

 オカモトは同市内でもガソリンスタンド(GS)やフィットネス、スポーツ施設の指定管理者など幅広い事業を展開している。

 市スポーツ会館は屋内グラウンドや武道場、カーリング場となる多目的運動場などを備えた施設。県外企業が同市施設の命名権スポンサーになるのは初めて。

 市役所を訪れた同社の黒川明彦専務執行役員は、販売に力を入れている「電力」にちなんだ名称だとし、「『オカでん』ブランドが多くの方に知れ渡り、ご利用いただければ」と期待を込めた。

 また、市は同日、モヤヒルズの命名権スポンサーを募集すると明らかにした。市の観光施設としては初めての募集で、コロナ禍明けの人流回復や観光需要の追い風に乗るため、話題性向上を図る。募集期間は7月2日~8月2日。希望する金額は年額350万円以上で、期間は10月から3年間以上。

 JR青森駅東口ビル内に移転オープンした市民美術展示館の命名権については、移転前のスポンサーだった「協同組合タッケン」(青森市)を優先交渉者に決定。愛称は契約締結後に発表される。期間は7月から3年間で、金額は600万円(年額200万円)の予定。

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