五輪のアサガオ江の島に 中津宮前へ植栽 藤沢市

アサガオの苗を植えるメンバーら

東京五輪でセーリングの競技会場となった江の島を彩ったアサガオが、生まれ変わって中津宮広場の「花の名所」に戻ってきた。藤沢市観光協会と「あさがおプロジェクト」のメンバーが11日、種から育てたアサガオの苗を植栽した。

同プロジェクトでは、選手に声援を送るとともに、「おもてなし」として小学生たちが育てたアサガオを2021年の東京五輪のセーリング会場周辺に植えた。この時の種を採取し、市のシティーキャストや有志市民が花を育て引き継いできた。この日植えられた苗は約30本。つるが巻き付く竹組も作られた。

昨年採取した花を使った押し花のメッセージカードも約2100枚作製され、パリ五輪のセーリング会場のマルセイユで配布されるという。同プロジェクト実行委員長の齋藤泰子さんは「東京五輪の『おもてなし』の心を未来に残していけたら」と話した。

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