「非常に元気な子」15歳から知る熊谷紗希がパリ五輪行き! 佐々木元監督の喜びひとしお「僕はあんまり選択権がなかったので(笑)」

日本サッカー協会(JFA)は6月14日、パリ五輪に臨む、なでしこジャパンのメンバーを発表会見を実施。池田太監督と女子委員長を務める佐々木則夫氏が出席し、熊谷紗希(ローマ)、長谷川唯(マンチェスター・シティ)、宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)らの選出を伝えた。

池田監督は、長きに渡ってキャプテンを務めている経験豊富な33歳、熊谷への期待を問われると、こう答えた。

「やはり彼女の経験は、このチームの大きな財産。オリンピックで想定外のことが起きた時でも、色んな対応をしてもらえるし、若い選手、また年齢に関係なくフラットにコミュニケーションを取り、チームを引っ張ってもらえればなと思っています」

また、かつて指揮官としてワールドカップ制覇に導いた佐々木氏も、絶大なキャプテンシーを絶賛。成長する姿をずっと見てきただけに、感慨深いものがあるようだ。

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「熊谷紗希選手は15歳の時に、初めてJFAが女子のナショナルトレセンというU-15を開始した際に北海道から来ていました。その時に出会って、非常に元気な子だなと思いながら、『どこの高校入るの?』って聞いたら『常盤木(学園)です!』と。そういった意味でも、関心を高めていたらもう本当にすくすくと伸びて。

ここまでしっかりと海外等も経験しながら、よくやってくれたなというような思いで、今回選ばれて個人的にも嬉しく思っている1人です。僕はあんまり選択権がなかったので(笑)」

多方面から厚い信頼を受ける元リヨンのDFは、かつてプレーしたフランスで再び眩い輝きを放ち、悲願の金メダル獲得に導けるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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