トンネル工事の湧水の影響か 現場周辺の井戸の水位が低下 広島・鳥取県境の国道183号鍵掛峠道路

中国地方整備局三次河川国道事務所は、庄原市内で行っている国道のトンネル工事で、現場周辺にある井戸の水位低下が確認されたと発表しました。

発表によりますと、井戸の水位低下が確認されたのは、庄原市西城町と鳥取県日南町を結ぶ、国道183号線の鍵掛峠道路トンネル工事です。

2022年7月に庄原市側の掘削が始まりましたが、2023年6月ごろから現場付近にある三坂浄水場の井戸の水位が徐々に低下。現時点で、もともとの水位から約31メートル低下しているということです。

トンネル掘削時に発生する湧水が原因とみられ、4月10日時点で毎時140立方メートルの湧水があったということです。

三次河川国道事務所では今月23日、付近の約50戸を対象に、現在の状況や今後の水位の見込み、対応方法について説明会を開く予定だとしています。

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