【展望】3年連続目指す九州国際大付、安田、大越のバッテリーが残る東筑など実力伯仲 高校野球福岡大会の組み合わせ決定

抽選会で番号を読み上げる春日の樋渡主将

第106回全国高校野球選手権福岡大会の抽選会が14日、福岡市の福岡大学で行われた。135チームが出場し、今月29日に開幕。準々決勝以降は北九州市民球場で行われ順調に進めば7月21日に同球場で決勝が行われる。開会式は29日、北九州市民球場で参加を希望する学校によって行われ、星琳の小山琥太郎主将(3年)が選手宣誓を務める。

大会3連覇を目指す九州国際大付は1日に宮若市の光陵グリーンスタジアムで小倉商と対戦。昨夏準優勝の東筑は3日に北九州市民球場で八幡工と対戦する。

福岡大会展望

実力伯仲で本命不在の戦いになりそうだ。3年連続甲子園出場を目指す九州国際大付は昨年からエースの左腕田端竜也(3年)や宮崎雄大(3年)ら甲子園を経験した選手が軸となる。昨夏、準優勝だった東筑は昨夏のエース安田創磨(3年)と大越塁(3年)のバッテリーが残り、最速140キロを超える本格派右腕の池口貴綱(2年)も実力を伸ばしてきた。福岡大大濠は柴田獅子(3年)と平川絢翔(3年)の140キロ台中盤の速球を投げる本格派右腕を中心に投手層が厚い。

春の福岡大会で初優勝した春日や左腕境利月(3年)を擁し春の福岡大会準優勝の大牟田、選抜大会に出場した東海大福岡、打線に力がある西日本短大付や飯塚も期待される。沖学園、九産大九産や、ノーシードの福岡工大城東や福岡第一などの実力校も上位を狙う。

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