青い森鉄道列車内に不審物 一時ホーム規制/青森駅、危険性なし

 14日午前9時40分ごろ、青森市の青森駅に停車した青い森鉄道の列車内の網棚に不審な段ボール箱があるのを鉄道職員が発見した。県警機動隊が出動し、午後1時、危険物ではないことを確認した。この影響で同駅の1、2番ホームへの立ち入りが一時規制され、青森発八戸行きの上り普通列車1本が青森-筒井間で区間運休した。

 県警地域課によると、不審物が見つかったのは八戸発青森行きの下り普通列車(2両編成)。午前9時39分に青森駅に到着し、乗客が降りた後、網棚の上にナイロン袋に入った不審な段ボール(縦約40センチ、幅約30センチ、高さ約20センチ)が見つかった。県警機動隊の爆発物対策部隊が開封して中身を確認した。県警は中身を明らかにしていないが、事件性も視野に入れて対応する方針。

 駅を利用していた同市のパート従業員山本ゆかりさん(54)は「忘れ物か故意に置いたものかにもよるが、もし爆発物だったら怖かった」と話した。

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