3年連続甲子園を目指す九州国際大付 エース田端竜也はフォーム見直しで「ボールに力」【高校野球福岡大会】

抽選会で番号を発表する九州国際大付の田端主将

第106回全国高校野球選手権福岡大会の抽選会が14日、福岡市で行われ3年連続甲子園出場を目指す九州国際大付の初戦は7月1日、光陵グリーンスタジアムで小倉商と対戦する。

チームには主将でエースの田端竜也(3年)を始め昨夏の甲子園経験者が残る。昨秋の福岡大会は3回戦で敗退。今春は4強で5月の北九州市長杯は決勝でタイブレークの末に東筑に敗れ、現チームは県内のタイトルなしで最後の夏に挑む。田端は北九州市長杯の敗戦の後はしばらく登板を休み、夏の大会へ向けてレベルアップを図った。「球に力を出すため、下半身の動きや力の入れ方など、一からフォームを見直しました。今はいい感じで投げられています」と最後の夏に向けて仕上がってきた。

夏の大会は初采配となる楠城祐介監督は「力のある1年生の存在が上級生に刺激を与えている。夏のメンバーには1年生も入ってきそう」とチームの底上げに手応えを感じている。昨夏は2年生エースとして活躍した田端や、1年生から4番に座った佐倉俠史朗(ソフトバンク育成)ら下級生の活躍が甲子園出場の大きな力になるだけに下級生パワーも連覇の鍵になりそうだ。

初戦まであと半月。組み合わせも決まり「3連覇は意識せず、自分たちの持ち味を出すことを考えて戦いたい」と田端は表情を引き締めた。

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