平泉・中尊寺を題材にした作品も 近代を代表する日本画家・川端龍子展 15日から

近代を代表する日本画家の1人、川端龍子の作品の展示会が15日、盛岡市の岩手県立美術館で始まります。

会場には独自の画題や斬新な構成の作品がずらりと並んでいます。企画展は和歌山県出身の日本画家・川端龍子の50年以上にわたる創作活動をたどるもので、会場には東京都大田区にある龍子記念館の所蔵作品を中心におよそ100点の作品と資料が並んでいます。

川端は規格外のスケールと斬新な画風が評価され脚光を浴びました。会場には高さ2.5メートル、幅7.3メートルほどの巨大な作品も展示されていて、その迫力は圧巻です。また、戦後には松尾芭蕉の「奥の細道」をめぐる旅に出ていて、その中で訪れた平泉・中尊寺を題材にした作品や、晩年に好んで描いたカッパを題材にした作品も展示されています。

川端の生きた時代背景や、岩手とのゆかりを感じさせる企画展は15日から岩手県立美術館で始まります。

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