女性と偽りSNSで出会った複数の男子生徒に性的暴行…20代無職男に懲役7年 鹿児島地裁判決

 交流サイト(SNS)を通じて出会った4人の10代男性に、性的暴行や監禁するなどしたとして、不同意性交や性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの罪に問われた鹿児島市甲突町、無職男(24)の判決公判が14日、鹿児島地裁であり、小泉満理子裁判長は懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡した。

 小泉裁判長は判決理由で「自身の性別を女性と偽り接触して性的行為に及び、被害者らの性的自由を害した」と指摘。「同種の犯罪で服役し、仮釈放後すぐの犯行であり、相当期間の懲役は免れない」と述べた。

 判決によると2023年6~7月、SNSで知り合った県内の男子中学生ら3人に対し性的暴行を加え、自身のスマートフォンで性的姿態を撮影した。7月28日には、被告宅で県内の男子高校生に包丁を示して脅迫し、監禁した。

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