ソフトバンク小久保監督「今週の頭から決めていた」 左対左でも笹川吉康をプロ初スタメン起用 途中出場で緊張ほぐし、プロ初安打で貢献

ファンとタッチを交わし引き揚げる笹川(撮影・栗木一考)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―0阪神(14日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクが零封勝ちで2連勝を飾り、今季最多の貯金22とした。5回2死から笹川吉康のプロ初安打、廣瀨隆太のプロ初本塁打となる先制1号2ランで2点を奪い、3投手で逃げ切った。

小久保裕紀監督は「伊藤(将)がコーナーをつく彼らしいピッチングで打ちあぐねていたんですけどね。今日は若い力と言いますか、久しぶりの筑後ホークスの活躍で勝てました」と目を細めた。

高卒4年目の笹川をプロ初スタメンで起用。「ファームでも(伊藤将と)対戦があるので、今日スタメンでいこうというのは今週の頭から決めていた。その前にちょっと緊張をほぐすためにも、代走や守備固めで使えればいいなと思っていて、2打席には立っていたので。比較的今日は落ち着いてそんなに緊張していないと言っていた。いい結果が出て良かったですね」と用意周到な起用だった。

さらに左対左、ファームでの5月31日の対戦では3打数無安打に抑えられていたが、小久保監督は「対応じゃないですか。結果じゃないから。結果が三振だろうがその前のボールに対する対応をわれわれは見ている。結果だけ見ているわけじゃないので」と説明した。

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