【阪神】伊藤将司が力投も…岡田監督しかめっ面「8、9番になあ、安心したんか知らんけど」

5回の投球に泣いた阪神・伊藤将司(中)

左腕の力投報われず… 阪神・伊藤将司投手(28)14日のソフトバンク戦(ペイペイ)に先発。8回103球を投げ切り、7安打2失点と踏ん張ったが、打線の援護に恵まれず2敗目(3勝)を喫した。

5回2アウトからだった。8番・笹川にプロ初安打の中前打を許すと、続くドラ3ルーキー・広瀬のプロ1号2ランを被弾。この回以外はスコアボードに0を並べただけに、痛恨の1球となった。試合後は「(毎回)先頭を切れたのはよかったですが、ああいう場面で打たれたのはいけない」と悔しさをにじませた。

岡田監督も「球自体? 見ての通りやろ、ボール自体開かんかったら打たれるやろ」としつつ、「そこだけやんか。8、9番になあ、安心したんか知らんけど。ツーアウト、ランナーなしから」と顔をしかめた。

打線も好投を続ける左腕に援護点を届けたかったが、モイネロ―松本裕―オスナと速球派投手陣にチャンスこそつくるも、あと1本が出ず。さらに、14三振とバットが空回りし続けた。チームは0―2で交流戦4度目の零封負け。2年連続の交流戦負け越しが確定した。

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