食べ物狙うトンビに注意 氷見ふれあいスポーツセンター

トンビに注意を訴える貼り紙=氷見市ふれあいスポーツセンター

 氷見市のふれあいスポーツセンター周辺で来場者がトンビに襲われる被害が出ている。食べ物や光る物を狙って急襲し、襲われてけがを負う人もいる。センターは来場者が被害に遭わないよう貼り紙を増やして注意を呼び掛けている。

 市ふれあいスポーツセンターによると、5月22日午後、会合に出席していた女性が駐車場で立ち話をしていたところ、トンビに襲われ、手にしていた車のキーを奪われそうになった。女性は逃げて無事だった。昨年にはセンターを利用した女性が駐車場にいたところ、トンビに襲われ、顔をひっかかれ、目元付近を負傷した。病院で手当てを受けたという。

 センターは食べ物のほか、鍵やキーホルダー、指輪など光るものを狙ってトンビやカラスに襲われる事例が増えているとして、注意喚起の貼り紙を掲示し、来場者に駐車場での飲食や立ち話を控えるように呼び掛けている。

 関係者によると、センター周辺の朝日山公園内でもトンビが上空を旋回しながら、来園者の食べ物を狙って急襲する光景をよく見かけるという。市ふれあいスポーツセンターの担当者は「トンビに襲われないように気を付けてほしい」と話した。

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