西村優菜は耐えてボギーなし…米での“決勝進出100%”も継続 「あしたにつながるラスト3ホールだった」

西村優菜は耐えて、伸ばして順位をアップ(撮影:GettyImages)

<マイヤーLPGAクラシック 2日目◇14日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6556ヤード・パー72 >

西村優菜は連日の「69」で、トータル6アンダー・16位タイまで浮上。ラウンド後に応じた、大会を中継するWOWOWのインタビューで「ティショットは昨日よりちょっと荒れて、ラフに行く回数が多かったし、要所要所ミスもあった。うまく耐えながら、昨日に引き続きパッティングフィーリングがすごくよかったので、なんとかまとめられた」と一日の感想を話した。

その言葉にもあるように、フェアウェイキープ率は61.5%(8/13)と、前日の84.6%(11/13)から大幅ダウンしたが、それでもパーオン数は、1増の13回となんとかグリーンをとらえボギーフリーを実現。バーディだった3ホールはいずれもパー5で、8番、10番、そして18番とベタピンにつけ、スコアを伸ばした。これについては、「パー5は絶対に取りたいと思っていたし、そこを取れないと流れが悪くなると思っていた。いいバーディだったなと思います」と本人もうなずける部分だ。

パーを拾いながらの一日。終盤の16番、17番もしのいで、最終ホールのバーディにつなげた。「あしたにつながるラスト3ホールだったかなと思います」と、気分よくグリーンをおりることもできた。2週前の「全米女子オープン」から、ショットが課題と口にするシーンも多く、まだ本人のなかでは「いい感覚がコースの中ではあまりない」という状態。2日目は午前組でのプレーだったこともあり、ラウンド後には練習場での修正にも余念なく向き合っている。

これで米国ツアーでは今季開幕からの“決勝ラウンド進出率100%”も継続。ポイントランキングでも40位に位置し、シード継続に向け順調に進んでいる印象だ。この試合前までに10試合に出場し、トップ10入りは2度。「ビッグスコアを出したい。ショットをしっかり修正して、もっともっといいゴルフがしたいですし、どんどん上を見て頑張りたいなと思います」。首位との差は5打で、残りは2日間ある。初優勝も視野に入れながらのラウンドは続く。

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