持ち運び便利、折り畳み式ヘルメットPR 自転車での着用率向上へ

 低迷する自転車利用者のヘルメット着用率の向上に向け、県などは折り畳み式ヘルメットや、自転車やかばんに取り付けるヘルメットホルダーの周知に乗り出す。各種調査で着用しない理由として「持ち運びが面倒」が多く挙げられたことを受けた対応で、持ち運びに便利な製品があることを広く知らせる。県庁で14日に開いた「県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例推進会議」で示した。

 啓発チラシに、折り畳み式ヘルメット、ヘルメットホルダーを紹介する記載を追加した。会議ではこのほか、各地で街頭啓発活動を実施し、ヘルメット着用を呼びかけることを決めた。

 自転車利用者のヘルメット着用は昨年4月の道路交通法改正で努力義務になった。しかし昨年6~7月の県政世論調査では「着用していない」と答えた人が70.7%に上り、理由を尋ねると「保管・持ち運びが面倒」が最も多かった。

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