中国国防部、米比防衛協力に「地域の安定損なってはならない」

中国国防部、米比防衛協力に「地域の安定損なってはならない」

中国国防部の張暁剛報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京6月15日】中国国防部の張暁剛(ちょう・ぎょうごう)報道官は14日、フィリピンと米国の海兵隊が最近、航空支援行動演習を行い、フィリピンが「演習は地域の安寧に挑戦しようとする者への抑止」と表明したほか、米軍の無人偵察機「MQ-9Aリーパー」がフィリピンで情報共有任務に就いているとの質問に「国家間の防衛協力は、地域の安全と安定を損なってはならない」と述べた。

 張報道官は次のように述べた。われわれは、国家間の防衛協力は第三国を標的にすべきではなく、地域の安全と安定を損なってはならないと一貫して主張している。フィリピンと米国の言動によって、南中国海で誰が軍事対立をあおっているのか、誰が地域の緊張を高めているのかが改めて証明された。中国はこれまで誰も脅したことはないが、誰の脅しも恐れず、自らの領土主権と海洋権益を断固として守る。

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