笑福亭鶴瓶&駿河太郎 10年ぶりの親子共演 息子にものまねされた鶴瓶「そんなことせんでええねん」と赤面

落語家の笑福亭鶴瓶と俳優の駿河太郎が、テレビスピーカーのブランドアンバサダーに就任。イベントでは約10年ぶりの親子共演を果たし、日頃の関係性を語ったほか、クイズで思い出を振り返った。

久々の親子共演に、鶴瓶は「本当に久しぶりですし、普段もそんなに会わないですからね。(父親なのに)俺の方が緊張しますよ(笑)。仕事じゃない感じがしますからね」とさっそく違和感を口にした。

一方の息子・太郎は「皆さんの前で2人で話をするっていうのはなかなかなかったので、ある意味親孝行になるのではないかと思って、ぜひ やらせてくださいと(オファーを)受けました」と今回の共演に至った経緯を説明した。

日頃の親子関係について、連絡を取り合うことは少ないと話す太郎は「僕が関西に帰ったとき、母親と会うことはあるんですけど、この方(鶴瓶)はかなり忙しいので。“大御所”ですしね」と実の父親をイジると、鶴瓶は「やかましい!」と間髪入れずにつっこみ。司会から寂しかったりしないか聞かれると、本音なのか照れ隠しなのか、鶴瓶は「全然しません」ときっぱり。

それでも親子ならではの仲むつまじいエピソードが、太郎の口から語られた。鶴瓶は、知り合いの芸能人から太郎との共演報告を聞いて褒められたりすると、うれしくなって本人に電話をかけるという。太郎は、そのときの会話を鶴瓶の声真似で「誰々がお前のことえらい褒めてたで〜」と再現。すると鶴瓶は「何を言ってるかわからへん」「そんなことせんでええねん」とまさかの息子によるものまねに赤面した。

久しぶりの親子共演に緊張する鶴瓶

ここからは、お互いをどのくらい理解しあっているのか確かめるため、親子の思い出をクイズにして出題することに。鶴瓶からの問題は“太郎に心配をかけたくなくて黙っていたこと”というもの。

「身体のこと」というヒントから、太郎は「手術」と回答するが、正解は「歩く速さが遅くなった」だった。昔は歩くのが速かったという鶴瓶だが「この間、俺よりも絶対に年上のおじいちゃんに抜かされました(笑)」とショックを受けたことを明かした。

次に、太郎からの問題は“幼い頃1番覚えている鶴瓶との思い出”で、鶴瓶の回答は「噺家だけにはなるなと怒ったことがある」だったが、正解は「けん引」。当時小学生だった太郎は、首を引っ張られるのにハマっていたという鶴瓶に、タオルを首にかけてけん引させられたと振り返った。

思い出クイズで盛り上がる太郎と鶴瓶

そして、太郎は日頃の感謝を込めて、自身がアンバサダーとなったテレビスピーカーを鶴瓶にサプライズプレゼント。このテレビスピーカーは、高齢者の生活の質を高めるとして期待されるガンマ波サウンド(脳波の一種)を自然に聴くことができるというもので、2人は実際にこのテレビスピーカーを体感。聴き続けると5感が刺激されるそうで、鶴瓶は「つい寝てしまうじゃないですか。それでも勝手にスーッと入ってくるわけですね」と感想を語った。

久々に親子で共演した鶴瓶は、コミュニケーション不足の親子へアドバイスを求められると、自身が長年出演する番組『鶴瓶の家族に乾杯』を例に出し、取材した家族について「いろんな質問をすると、僕を触媒として家族が聞いたこともないような話をするんですよ。誰かが(間に)入って、お父さんとお母さんがどうやって出会ったのかとか、もう1度話し合うことがすごく大事」と考えを述べた。

鶴瓶にテレビスピーカーをプレゼントする太郎

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