大谷翔平の技ありマルチに見た“手応え” 指揮官は復調予感「いい兆候が出ていた」

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

4打数2安打で打率.309、初回は遊ゴロも「強い打球だった」

■ドジャース 4ー3 ロイヤルズ(日本時間15日・ロサンゼルス)

ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、8試合ぶりのマルチ安打をマークした。4打数2安打で打率.309。チームは逆転勝利を飾り、デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイにはいい兆候が出ていた。最初の打席でも、ゴロの強い打球だった」と復調ぶりに目を細めた。

初回1死は遊ゴロに倒れたが、遊撃・ウィットJr.への痛烈な当たりだった。4回1死では、左腕ラガンスの低めスライダーを右前へ打ち返し、同点の6回先頭では外角低めへのカットボールにバットを伸ばして中前へ。ボール球を確実に見逃し、いずれも厳しい球だったが、技ありで捉えた打球だった。

試合前、指揮官は「ボール球を追うことが減ってきている。いい兆候がたくさん出てきている」と語っていた。6月は48打数11安打の打率.229、3本塁打となっているが、これからの巻き返しが十分に期待できそうだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

© 株式会社Creative2