釈由美子、海外映画出演は「本当に奇跡」 “トランプ政権下”でビザ下りず「あと1日遅れたら」

舞台あいさつに登壇した釈由美子【写真:ENCOUNT編集部】

スーパーパワーを得たら「日本中の湿気を集める」

映画『Ike Boys イケボーイズ』の公開記念舞台あいさつが15日、都内の劇場で行われ、釈由美子、比嘉クリスティーナ、エリック・マキーバー監督が登壇した。

日本の特撮を見て育ったアメリカ人映画監督のエリック・マキーバーが、自身の故郷であるオクラホマ州を舞台に日本特撮へのオマージュ満載で制作したファンタジー作品。

撮影は2020年1月より米国でスタートする予定だったが、釈は「当時トランプ政権だったので、なかなか渡航のビザが下りなかった。どんどん出発が遅れて『あと1日出発が遅れたら現地の日本人女優を使うかも』と言われて。やっとビザがおりて、空港に行った。本当に奇跡だったんです」。空港でマキーバー監督と対面できた際、「現地に着いて“これで私の仕事終わった”みたいな」と安堵(あんど)したことを回想した。

しかし、撮影が始まってもハプニングの連続だったという。マキーバー監督は「怪獣のぬいぐるみが盗まれて、いまだに行方不明。突然消えました。あとは天気だったり……。ハプニングあふれる現場だった。役者にストレス与えないのが私のミッションだった」と苦労を語った。

また、作品にかけて「スーパーパワーを得るとしたら?」との質問が出ると、釈は左手を前に突き出して「『湿気ッ!』と言って、日本中の湿気を集める。さっき、クリスティーナと話していて『日本はなんでこんなに蒸し暑いんだ』と言われて申し訳なくって……。ジメジメした梅雨を私がやっつけるっていう。爽やかな、カルフォルニアな空気(にしたい)」とおちゃめに話した。ENCOUNT編集部

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