佐々木朗希のメジャー挑戦が風向き変わる 米メディアから今度は〝不要論〟も

佐々木朗希

ロッテ・佐々木朗希投手(22)のメジャー挑戦について米メディアから懐疑的な声が噴出してきた。

佐々木は13日に右上肢のコンディション不良のため、一軍登録を外れた。出場選手登録抹消は今季2度目で、1度目の抹消は5月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発した後に「上半身の疲労回復遅れ」で戦列を離れていた。

今季2度目の戦線離脱には米国も過敏に反応。米メディア「アスロンスポーツ」は14日(日本時間15日)に「サンディエゴのターゲット・佐々木朗希は健康上のハードルを抱え、MLBでの将来は不透明」という見出しの記事を報じた。「こうした度重なる健康上の問題は彼(佐々木)がプレーしたいと強く望んでいるアメリカへの移籍を遅らせる可能性がある」とする同メディアは「佐々木朗希は健康上の問題が続いており、サンディエゴ・パドレスがこの日本人投手に興味を示しているのか疑問が投げかけられている」と〝不要論〟があることを伝えた。

前日の13日(日本時間14日)には米スポーツメディア「ファンサイデッド」(電子版)が「若すぎる佐々木にとって、怪我の多いシーズンを終えたばかりの状態で無理に米国に渡るのではなく、自身の健康と今後のシーズンに集中することが大事だ」と、今オフのメジャー移籍は〝時期尚早〟とする記事を掲載。これまではドジャースの大谷翔平投手、山本由伸投手に続く日本最強右腕として米メディアは〝令和の怪物〟のポテンシャルを絶賛する一方だったが、佐々木の評価もどうやら変わりつつあるようだ。

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