【マーメイドS/穴ライズ】「暑さととも急上昇の夏馬、今年の条件なら一発の魅力あり」 単勝オッズ“20倍台”の穴馬

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第29回マーメイドS(GIII、京都芝2000m)は、毎年のように高配当が飛び出すレース。牝馬同士のハンデ戦+季節の変わり身の施行時期が予想を難しいものとしている印象だ。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、マーメイドSの穴馬候補をピックアップ。ここでは「ゴールドエクリプス」を取り上げる。

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■ゴールドエクリプス

当時は格上挑戦の身だったが、昨年の4着馬。道中は最後方を追走し、3コーナーからウインマイティーと一緒に上がっていったが、終始大外を回らされる距離ロスが多い競馬だった。それを思えば、この結果も上々と言っていいだろう。

4走前の大原Sで条件クラスを卒業。さらなる飛躍が期待されたが、その後はエリザベス女王杯で14着、小倉大賞典で12着と、連続してフタ桁着順に沈んでいる。前走の阪神牝馬Sも見せ場が少ない8着だった。

オープン昇級後は苦戦が続いているが、昨夏はマーメイドSで4着、小倉記念3着など、暑い時季に強いタイプ。全4勝の平坦コース替わりも歓迎で、一変に警戒したい。馬券の妙味も十分で、高配当の使者になり得る一頭だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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