母の日Vの妹に続け 父の日優勝へツインズ姉・岩井明愛が5位浮上

次週メジャーが控える岩井明愛がトップと3打差に浮上(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇ニチレイレディス 2日目(15日)◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉)◇6621yd(パー72)◇晴れ(観衆4775人)

残り141ydの2打目をピンそば5mにつけ、バーディを奪取した15番で岩井明愛はほっとした。8番でボギーをたたいて以降、スコアの動かない状態が続き「なかなかバーディが来ない中で獲れたので良かった」。5バーディ、1ボギーの「68」で回り、1アンダー26位から首位と3打差の5アンダー5位に浮上。5勝目の射程圏内に入った。

「チャンスにつけられたところを、きょうは決められた」にうなずく一方で、ティショットに納得しない表情を浮かべる。5月「リゾートトラスト レディス」で今季初優勝を飾り、前週の「宮里藍サントリーレディス」も6位と好位置で終えた。しかし、2週前の「全米女子オープン」を機に「ショットが荒れてしまった」と修正に努めている最中なのだという。

“武器”にする1Wショットで思ったような球筋を打てず「気持ち悪い」。今大会の初日、ドライビングディスタンスの計測ホールとなる7番で「左にぶん曲げて木に当たって」と記録された飛距離は185yd。昨季257.88ydで年間5位になったにもかかわらず、不名誉な記録が残ったことに顔を赤らめた。

今週は父の日のため「青コーデ」で(撮影/中野義昌)

あすは父の日。最終日が母の日だった「RKB×三井松島レディス」では、大会期間中にウェアをピンクでそろえた双子の妹の岩井千怜が優勝した。今大会は「父の日ウイークということで」と青色をテーマに、初日から千怜とペアルック。最高のプレゼントを届けるつもりだ。(千葉県若葉区/石井操)

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