7年ぶり交流戦勝ち越しの広島・新井監督「自分たちのチームは戦えると思っている」二俣のV打には「今日も素晴らしかった」

 新井監督(左)から祝福される玉村(撮影・佐藤厚)

 「楽天3-4広島」(15日、楽天モバイルパーク)

 広島が2017年以来7年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。3連勝で4カード連続の勝ち越しとなり、貯金は今季最多を更新する8に増やした。

 打線は二回に二俣がプロ入り初の決勝打となる先制の適時打。秋山も適時打を放って2点を先制した。六回は坂倉が5月25日・DeNA戦以来の適時打、堂林も61打席ぶりの適時打で2点を追加した。先発・玉村は7回途中3失点で今季初勝利。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

 ◇  ◇

 -玉村が試合をつくった。

 「今日もしっかりゲームをつくってくれて、ナイスピッチングだった」

 -七回のピンチでハーンを投入。

 「今日は投手コーチと事前に『ハーンを回の途中で、ああいう場面で行きましょう』と話していた」

 -継投の選択肢が増える。

 「先発投手はもちろんブルペン(陣)もすごく頑張ってくれている。投手陣陣が高いレベルで競争してくれている中に、ハーンが加わったことでさらに厚みが増した。またいろんなバリエーションができるかなと思う」

 -14日の一戦で決勝点の口火を切った二俣が、今日は走者を返す打撃。

 「難しい球だったけどね。ストライクからボールになる球。昨日もそうだったけど、打席の中で必死になって食らい付いている姿は見ていても伝わるし本当、今日も素晴らしかった」

 -その後も打線がつないで加点。

 「みんなつないで、いい攻撃だった。マティ(二俣)アキ(秋山)、サク(坂倉)、ドウ(堂林)でしょ。それぞれが貴重なタイムリーヒットを打ってくれた」

 -今日で交流戦勝ち越しが決まった。

 「7年ぶり?自分たちのチームは戦えると思っているので。今日で勝ち越し?それはもちろんいいことだし、(交流戦)首位で勢いのあるチームに勝ち越せたというのは自信にしていいと思う。明日ラスト、気を引き締めて戦いたい」

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