「せこいとか言われそうですけど(笑)」町田MF下田北斗はなぜFKの位置を自ら下げた?「壁を越えればいけるかなって」

FC町田ゼルビアは6月15日、J1第18節で横浜F・マリノスと敵地で対戦し、3-1で逆転勝利。試合後、下田北斗が2点差に引き離した自身のFK弾を振り返った。

2-1とリードして迎えた61分、ペナルティエリア中央手前でFKを獲得。キッカーの下田が左足で放ったシュートは、壁の頭上を越えて美しいカーブを描き、ゴール右隅に突き刺さった。

「もうちょっといいコース蹴りたかったんですけど、相手のキーパーの立ち位置と、自分が蹴れるコースと、壁を越えればいけるかなっていう感じで、上手く入って良かったです」(下田)

【動画】下田の華麗な直接FK弾!
また下田は、ファウルが起きたポイントよりも少し下がった位置にボールをセット。この意図を訊くと、「また何かせこいとか言われそうですけど(笑)」としつつも、「駆け引きっていうか、やっぱり壁が高いんで、ちょっとでも後ろでボール半個分でも蹴れると、その差が大きくなるかなっていうのはちょっと意識はしてます」と説明した。

相手との駆け引きの末に決まった鮮烈な一撃だった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【記事】「J2やJ3の環境がものすごく悪い」吉田麻也がJリーガーの“最低年俸”導入を訴える「親御さんたちは、本当に気持ちよく送り出せますか」

【記事】「選手はどうサボりながら勝つかを考えちゃう」内田篤人が“夏のJリーグ”について持論「正直、欧州と逆のことをやっている」

【PHOTO】編集部が厳選! ゲームを彩るJクラブのチアリーダーを一挙紹介!

© 日本スポーツ企画出版社