山陰両県11地点で今年最高気温 大山では登山中の女性が熱中症のような症状、防災ヘリで救助され救急搬送

 山陰両県は15日、高気圧に覆われ各地で気温が上がり、鳥取と倉吉の33.3度、松江の32.7度など、両県29観測地点のうち11地点で今年最高を記録した。21地点で30度以上の真夏日となった。

 松江、鳥取両気象台の観測データによると、ほかに米子33度、境32.7度、出雲32.1度、大田32度を記録し、9地点で8月上、中旬の平均的な暑さを上回った。

 午後1時55分ごろには、大山(鳥取県大山町大山)で登山中の鳥取県外の女性(17)から、熱中症のような症状で夏山登山道6合目避難小屋に避難していると119番があった。鳥取県防災ヘリコプターで救助され、中等症の疑いで救急搬送された。6人で登山中だった。

 広島地方気象台によると、16日は山陰両県の上空で大気が不安定な状態になり、雨が降る見通し。

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