【阪神】佐藤輝が1か月ぶり長打で打率2割台死守 〝二軍再降格〟危機から生き残る

二塁打を放った佐藤輝

阪神・佐藤輝明内野手(25)が15日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に「4番・三塁」として先発出場。右飛、空降り三振、右翼線二塁打、左飛の4打数1安打とし、〝二軍再降格〟の危機から何とか脱出した。

2戦連続でスタメンから外されていた虎の悩める規格外砲は、直近5試合で16打数1安打。この日も最初の2打席で凡退し、一時的にではあるが1割9分9厘と打率が1割台に突入していた。

だが第3打席に5月14日の中日戦(豊橋)以来となる1か月ぶりの長打が飛び出したことで、最終的にこの日は打率を2割3厘に戻した。

2―6の敗戦後、報道陣の取材に応対した岡田監督は佐藤輝について「おお、なあ。1回沈んだけどな、2割を。もちこたえたな」。

状態は良化傾向なのか?と問われると「知らん。分からへん。この打率でなんで評価するんよ。ええとか悪いとかちゃうやろ。この打率見とったら」と突き放した。

続けて指揮官は「大山はアレやけどな。2割を基準にしとったんやけどな」とポツリ。現在ファーム調整中の背番号3は、打率が1割9分9厘まで落ち込んだ4日の楽天戦(甲子園)終了時点で二軍降格を命じられていた。

岡田監督は、仮にこの日佐藤輝が2タコ以下の打撃成績に終わっていれば、二軍へ再降格する考えがあったことを暗に示唆した格好だ。

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