初夏の夜空に大輪1万発 青森・弘前市で「花火の集い」

弘前市の夜空を彩った花火=15日午後8時半ごろ、同市悪戸の岩木川河川敷運動公園

 「古都ひろさき花火の集い」が15日、青森県弘前市悪戸の岩木川河川敷運動公園で行われた。さまざまな種類の花火約1万発が初夏の夜空を彩った。

 弘前商工会議所青年部などでつくる実行委員会が主催。プログラムはスターマインで華やかにスタート。市民有志によるメッセージ付きの花火や、大玉15連打など花火が上がるたびに会場からは歓声や拍手が起こった。

 今年は昨年より1万人多い約2万5千人が訪れた。約50の出店があり、家族連れらが飲食をしながら約1時間半の打ち上げを楽しんだ。

 市内の学生、佐藤妃晃(ひあき)さん(20)は「弘前の花火は大きくて迫力がある。今年も楽しかった」と満足げ。家族と訪れた佐藤萌さん(35)=同市=は「風があまりなくて天気も味方してくれたのかなと思う。来年も全員で見に来たい」と話した。

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