“交流戦男”阪神・才木 父の日に快投プレゼントだ 福岡まで観戦予定「頑張ります」

 登板に向け調整する才木

 「ソフトバンク6-2阪神」(15日、みずほペイペイドーム)

 16日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に先発する阪神の才木浩人投手(25)が15日、球場の狭さを警戒した。同球場では初登板。「ペイペイが思ったよりも狭そうなんで。しっかり内角へ投げ切るとか、そういうところだけを徹底していければ」。テラス席もあり、不用意な一発は避けたい。

 昨年6月18日には甲子園で対決し、5回2安打無失点。7奪三振の一方で4四球と球数は多くなった。今季は昨季よりも格段に成長している。前回登板の9日・西武戦(甲子園)では八回1死まで無安打投球を見せ、8回1安打無失点で7勝目。強力なホークス打線も抑え、リーグトップの8勝目といきたい。

 16日は父の日。父の昭義さんは福岡まで駆けつけ、観戦予定だ。「楽しんでもらえたら」と話していたが、快投を届けることが最大の親孝行。「頑張ります」。短い言葉に強い思いを込めた。この日はキャッチボールなどで調整。交流戦は昨季から38イニング連続無失点と無双が続く。サンデー才木が交流戦最後の登板を白星で締めくくる。

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