出港わずか10分後に…愛媛県松山市沖の興居島 消波ブロックに小型船が乗り揚げ 乗っていた男性(58)が死亡

16日、愛媛県松山市沖の興居島で小型船が消波ブロックに乗揚げ、乗っていた男性が死亡しました。

消防と海上保安部によりますと、午前6時頃「船が消波ブロックに衝突し、50歳くらいの男性が負傷している」と、現場近くにいた男性から119番通報がありました。

連絡を受けた海上保安部の巡視艇が男性を救出後、松山市内の港に待機していた救急車で市内の病院に運ばれましたが、腹腔内出血による出血性ショックで、午前6時半過ぎ死亡が確認されました。

亡くなったのは、消波ブロックに衝突していた汽船「栄丸Ⅱ(1.7トン)」の船長で、横浜市在住の男性(58)です。

「栄丸Ⅱ」には亡くなった船長のほか、もう1人男性が乗っていましたが、けがなどはありませんでした。

また、船体からの油の流出もありませんでした。

亡くなった男性らは午前5時半頃、釣りをするため興居島の港を出た約10分後、消波ブロックに乗り揚げたということで、海上保安部では、業務上過失往来危険の疑いで、詳しい事故のいきさつを調べています。

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