ソフトバンク5年ぶり交流戦Vなるか「TQB」が運命を握る可能性 楽天との1時間の〝時差〟が影響も

ソフトバンク・小久保監督

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク―阪神(16日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクが5年ぶり12球団最多9度目の交流戦優勝(最高勝率)を目指して、最終戦に臨む。優勝争いは12勝5敗で並ぶ楽天との一騎打ち。同率で並んだ場合は、TQB=(得点/攻撃イニング)―(失点/守備イニング)による決着となりそうだ。

15日終了時点のTQBはソフトバンク・138に対し、楽天・128。単純に得失点差ではソフトバンク+20(得点65、失点45)、楽天+18(得点62、失点44)だが、イニング数も絡んだ数式でTQBが計算される。

楽天は広島と楽天モバイルパーク宮城で午後1時試合開始。ソフトバンクは阪神と本拠地で同2時試合開始と1時間遅れて試合が始まる。1時間の〝時差〟も決着に影響を与えるかもしれない。

ソフトバンクは昨年、TQBの差で交流戦Vを逃した苦い過去がある。11勝7敗で4チームが並び、TQBで決着がついた。トップのDeNAの・140に対し、2位のソフトバンクは・135。おおむねソフトバンクはあと1点取っているか、あと1点防いでいれば、優勝に手が届いていた計算になる。

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