世界の児童書200冊以上が一堂に 盛岡市立図書館で6月25日まで

各国の優れた児童書が並ぶ「世界の子どもの本展」

 世界各国の優れた児童書を集めた「世界の子どもの本展」は15日から、盛岡市高松の市立図書館(伊藤佳子(けいこ)館長)で開かれている。本県では7年ぶりの開催。子どもの本の普及や読書推進活動を行う「国際児童図書評議会」(IBBY)が選出した約50カ国の絵本、文学作品など200冊以上を展示している。

 会場では日本語に加え、ラトビア語、オランダ語など多様な言語の本を展示。色とりどりの表紙や作風に国や地域の特徴がにじむ。全ての本に日本語で対象年齢や粗筋、画家や作家の紹介を添えている。

 盛岡市みたけの中田美里さん(62)は「児童書だが、大人にも考えさせる内容のものもある。何日か通ってゆっくり鑑賞したい」と話していた。

 本展は同館と盛岡児童文学研究会(佐藤ひとみ会長)が共催。入場無料。午前9時から平日は午後6時、土日は午後5時、最終日の25日は午後4時まで。月曜日休館。

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