山本由伸、1週間前から異変「張りが強く」 自ら2回降板を決断→17日検査へ…一問一答

試合後の取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】

「試合の中で少しずつ張りが大きくなっているのを感じた」

■ロイヤルズ 7ー2 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)

ドジャースの山本由伸投手は15日(日本時間16日)、本拠地・ロイヤルズ戦で右上腕三頭筋の張りを訴え、2回降板となった。わずか28球での降板。16日(同17日)に検査を受ける予定で、デーブ・ロバーツ監督は戦線離脱となる可能性を示唆した。

――右上腕三頭筋の張りはいつから。
「今週は多少感じていた。状態がすごく良くなったので、今日の試合に登板することになったんですけど、少し気になりながらの登板だったので、投げていく中で少しずつ張りが強くなっているのが分かったので、早めに交代にしてもらいました」

――アップの段階で感じていなかったか。
「試合前のブルペンの時に、多少、本当に少しだけありました」

――コーチには話をしていたか。
「そこは練習の時からずっとコミュニケーションを取っていました」

――張りがあったのに、なぜ投げたか。
「試合前の張りは全然悪くなかったので。投げながら、試合の中で少しずつ張りが大きくなっているのを感じたので。投げることが出来ましたけど、先を考えると、良くないかなという判断をしました」

――こういうケースは以前もあったか。
「そんなにすごく感覚が悪いわけではないので。そんな感じです」

――前回登板から中7日にして臨んだ。
「それも関係あると思います」

――レントゲンやMRI検査をするか。
「一応、そこは検査すると思いますけど、感覚的にはそこまで悪いものではないです」

――前回登板で球速が出ていた。その影響は。
「登板の後、あの試合で、というより、今週過ごす中で少しずつ感じていたということです」

戦線離脱しても「そんなに長くなる感覚ではないと思います」

――今の気持ちは不安か。どんな感情か。
「本当に痛めたわけではなくて、張りが少しずつ強くなっているのを感じたので。それを感じながら投げるのは良くないなと判断して、コーチと相談して、代わることにしたので。そこまですごく大きな問題ではないです」

――負傷者リスト入り、長期離脱はない感覚なのか。
「そこがどんな感じか分からないですけど、感覚的にはそんなに長くなる感覚ではないと思います」

――降板後に検査は。トレーナーに診てもらったか。
「トレーナーさんとチェックしながらでした。(明日のレントゲン検査は)おそらく」

――米国で疲れが溜まったのか。
「そこが直接関係したか分からないですけど、シーズン中はいろんな調子の時が来るので。今週はちょっと張りが取れなかった」

――オリックス時代は張りで、ということはなかった。
「もちろん張りがある週もありましたし、それでも投げている週もありました」

――2回降板は自分の判断だったか。
「初回の時から『感覚はどう?』と聞いてもらっていたので。やめた方がいいと思ったら伝えるという対応をしていました」

17日に検査へ、治療方針は「これからだと思います」

――アップの時に張りは。
「そこまでの張りは全くないので」

――初回より2回の方が張りが出たのか。
「少しずつ、そこを意識したフォームになってしまったので。それは良くないなと感じましたし、それで余計に少しずつ張りが出たので」

――球速も前回ほど出ていなかった。
「多少、張りへの意識があったので。そこを意識したフォームになっていました」

――ブルペンで球数を減らすなど調整は。
「ブルペンでは全く。ブルペンで大きな張りがあったわけではないので。普通通りの調整をしました」

――前回ブルペンでの調整は。
「多少は張りは感じていたので。違う日に入って、試合に合わせようと思っていました」

――治療方針は。
「これからだと思います」(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2