エミネム「When I’m Gone」のMVがYouTubeで10億再生を達成

Photo: Kevin Winter/Getty Images

エミネム(Eminem)の2005年のベスト・アルバム『Curtain Call: The Hits』に収録されている「When I’m Gone」のミュージック・ビデオがYouTubeで10億回再生を達成した。

この大ヒット・シングルは、エミネムのキャリアが自身の娘との関係にどのような影響を与えているかを探るもので、アンソニー・マンドラーが監督した同曲のミュージック・ビデオは、家族を捨ててステージに立つことへのエミネムの罪悪感を描くことで、このエモーショナルな物語を視覚的に表現している。

<YouTube: Eminem - When I'm Gone (Official Music Video)> 

今までの栄光

発売当時、全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)で8位、ホット・ラップ・トラックで22位にチャートインした「When I’m Gone」は、エミネムにとってYouTubeで10億回再生を達成した最新曲となる。

今年4月には、2004年発表の『Encore』の収録曲「Mockingbird」が、また昨年は、2006年のエイコンとのコラボ曲「Smack That」がこの快挙を達成しており、YouTubeで10億回再生を達成したエミネムのその他のビデオには、「Love the Way You Lie」「Without Me」「Not Afraid」「Rap God」がある。

『Curtain Call: The Hits』は、エミネムが活動休止期間に入ったキャリアの過渡期にリリースされた。このベストアルバムには、最も人気のあるシングルに加え、「When I’m Gone」「Fack」、ネイト・ドッグをフィーチャーした「Shake That」といった新曲が収録。このリリースから4年後、アルバム『Relapse』で復帰を果たし彼は、全米アルバム・チャート(Billboard 200)で初登場1位を獲得し、グラミー賞で最優秀ラップ・アルバムを受賞した。

好調な新曲

先日、エミネムは、スティーヴ・ミラー・バンドの1982年の全米1位シングル「Abracadabra」 をサンプリングした新曲「Houdini 」で全米シングル・チャート初登場2位に返り咲いた。

2024年夏にリリース予定の4年ぶり、12作目の最新アルバム『The Death of Slim Shady (Coup de Grace)』からのリード・シングルである「Houdini」は、エミネム自身の2002年のヒット曲「Without Me」もサンプリングしている。

この新作アルバムは、2020年の『Music to Be Murdered By』、『Curtain Call: The Hits』の続編として2022年にリリースされた『Curtain Call 2』に続く新作となる。

また先月、エミネムの2000年のアルバム『The Marshall Mathers LP』が、Apple Musicの「史上最高のアルバム100枚」で80位にランクインしている。

Written By Sam Armstrong

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